幸せをはこぶネコ

Being in the Flow

この本は「読む」本ではありません。
「体験」する本です。
さあ、 ネコと一緒に幸せになりましょう。

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2024年10月30日発売予定です。

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・内容のご紹介

【目次】
●第一章 ビクビクー「自分」を好きになる
ビクビクと他人の顔色ばかり見て、自分が「大嫌い」だった人が、自分を「大好き」になる物語

(登場人物)順/25歳 会社員

(性格)くよくよ・自分を責める・おだやか・ひかえめ・我慢

(順のこころの声)

あっ、あの人わたしのこと見てる…。私、何しちゃったんだろう? 

きっとすごくあの人を不機嫌にさせることをしちゃったに違いない。ああ、どうしよう~、ごめんなさい、許して。

あっ、あの人もわたしのことを見てる。どうしよう、いったい私、何しちゃったんだろう?

怒ってるかな? 変に思われてないかな? 嫌われてないかな? ダメだって思われてないかな?

怖い、怖い、人の目が怖い。人からどう見られてるか、怖い。

きっと、みんながホントの私を知ったら、みんなわたしのことをキライになるに違いない…。

だから、なるべく本音を隠して、みんなに合わせて、目立たないように生きていこう。

ああ…苦しい…。すごく、苦しい、そしてすごく疲れる。

どうすればいいの?

●第二章 ベキベキー「自由」になる
ベキベキと、 自分も他人も許せなかった人が、「許し」を学び、「自由」になる物語

(登場人物)正子 47歳 会社員

(性格)几帳面・厳しい・生真面目・けじめ・完璧主義

(正子のこころの声)

何事も、きちっとしていないと気がすまないのよ。間違ってたり、いい加減だったり、そういうことがあると思わず『イラッ』としちゃうの。

自分も他人も完璧でなくっちゃ、なんだか「許せない」のよ!

ついつい怖い顔してガミガミ厳しく言っちゃって…。

気がつくと、周りに人がいなくなっちゃった…。

家族みんなも出て行った…。どうしてこんなことになっちゃったんだろう?

もっと仲良く、暖かい会話がしたいのに…できない。いつもギスギス・トゲトゲしちゃう。

うう、苦しいっ。そして…寂しい…。

いったい私は、どうすれば、いいの?

●第三章 ヘトヘトー「私」を生きる
「他人」を喜ばせようとヘトヘトになっていた人が、「自分」の人生を取り戻す物語
(登場人物)優 30歳 看護師

(性格)やさしい・世話好き・気配り・滅私奉公・援助好き・過保護

(優のこころの声)

私が何でもやってあげなきゃ。あの人は(あの子は)私がいないとダメになっちゃう…。

そして…ついつい何でもやってあげちゃう。相手が自分で出来ることすら、やってあげちゃう…。

ふと気がつけば、み~んな私に頼ってくる…。

う~っ、重い…重いけど、私ががんばらなきゃ、みんながダメになっちゃう…。

みんなのために、私ががんばらなきゃ…。私がやってあげなくちゃ!

でも…がんばれば、がんばるほど、みんながどんどん私にもたれかかってくる。

重い…重すぎる…誰か、助けて…

私はいったい、どうすればいいの?

●第四章 キラキラー 「喜び」を学べ
感情を無くし、ひたすら「効率的」に生きてきた人が感情を取り戻し、 「喜び」を学ぶ物語

登場人物/玲 28歳 金融アナリスト

(性格)冷静・客観的・クール・感情がない・マシーン

(玲のこころの声)

私の人生、おおむねうまくいってる。仕事もプライベートも、不満はない。

上手に要領よく『生き抜いてる』と思うし、それなりのモノや結果も手にしている。

でも…でもね、なにか足りないの…

そう、なに不自由なく生活してるし、このまま予定通りに生きていけばそれなりのお金やモノに囲まれて、それなりの人生を歩める。

けど、何か足りない、私の人生には「何か」が足りない…。

そう、こころの中の「喜び」みたいなもの、感じないの。

「感じる」ってなに?

「喜び」ってなに?

「幸せ」ってなに?

誰か、教えて!

●第五章 ワクワクー「生きる意味」を見つける
表面的で「刹那的な楽しさ」だけに流されてきた人が、「本当の自分」とつながり、「人生の意味」を見つける物語

(登場人物)明希 22歳 アルバイト

(性格)単純・明るい・無邪気・直観・衝動的・持続力がない

(明希のこころの声)

楽しいこと、面白いこと、刺激が強いこと、だ~いスキ! 人生は楽しむことさっ!

でも昨日の夜、ふと振り返ってみたんだ…。

…あたし…何も成し遂げてない…。

いつもフワフワ…そのときの気分であっち行ったり、こっち行ったり。その時の気分で衝動買いして後悔したこと多々あるし…

人生なんで真剣に考えたことなかったし。もしかすると…いつも「人生を楽しむ」って言葉に逃げ込んで、いやなことや面倒なことから逃げ続けてきたんじゃないかな…

友達もみんな薄っぺらな人しかいないから、相談なんかできないし。

このままいったら、あたし…どうなっちゃうんだろう?

どうすれば、いいの?

誰か、教えて!

●第六章 ドッカン ーいま、この「瞬間」
感情的に「爆発」して、問題ばかり起こしている人が、自分を癒し「いま、この瞬間」に生きることの「喜び」に出会う物語

(登場人物)抗助 34歳 プロボクサー/アルバイト

(性格)反抗する・根性がある・やっつける・食い下がる・やりたい事を貫き通す

(抗助のこころの声)

あいつ、ムカつく。あの目つきがムカつく。

あの言い方もムカつくし、そもそも、歩き方とか仕草とかチョームカつく。カッコつけやがって。

あいつだけじゃない、他のヤツラもムカつく。俺に命令しやがって。

人に言うんなら、自分でやりゃいいじゃねえか。俺に命令すんじゃねえ。

でも…ふと振り返ると、俺、なんだかいつも喧嘩ばっか…

仲良くしようと思っても、いつも言い合いになっちゃうんだ。

俺が怒って終わっちゃう。みんな、俺の機嫌をビクビク伺うような目つきになっちまって。それがまた、ムカつくんだよなぁ~…

そう、俺のまわりには、誰もいない。

みんな、敵ばっかりだ。

闘うことが人生だけど、俺、死ぬまで闘い続けなきゃならないのか?

この「闘いの螺旋」、どうすれば出られるのか?

誰か、教えてくれよ!!

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(著者コメント)

ブッダは約2500年前「生きることは苦しみだ」と言いましたが、僕たちが日々感じる生きづらさ・苦しみは、時は流れ、様々な便利なモノに囲まれている現在も形を変え出現し、同じように変わっていないと感じます。

僕が罹患したがんをはじめ、様々な病気やトラブルの種になっている部分も、根っこを照らして見ると、この「生きづらさ」に原因のひとつがあることのように思います。

この本は小説の形をとっていますが、 ベースとなっているのは臨床心理学の交流分析理論です。

この小説では、6人の性格モデルをベースに、その性格における生きづらさや苦しみ、悩みなどを、様々な心理的ワークを使い、読みながら体験的に昇華できる「セルフワーク小説」という形式に挑戦しました。

この本をお手に取り、ページを開きながら読み進めることで、読んでいただいている皆様の心の根っこにある「苦しみ」が少しでも和らぐ一助になれば、と勝手ながら願っております。

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